平成28年度 第2回緑区多職種連携研修会を開催しました

 
 平成29年3月8日(水)18時~20時、緑保健所にて、講師に名古屋大学大学院医学系研究科の山内豊明教授をお招きし、多職種連携研修会を開催致しました。当日は、講義とグループワークを行い、68名の方にご参加いただきました。
 
 講義では、「在宅ケア場面でフィジカルアセスメントをどう進めるべきか」をテーマに、アセスメントの開始場面から、報告・記録段階に至るまで、その時にしていること、すべきことの目的・意義について学びました。
「情報には“変わりないこと”が含まれる。これがとても大事。」「おかしいところを探すだけでなく、“本来あるべき姿にあるか”を確認する」「いざという時に普段のことがわからなければ適切な判断にはならない。モニタリングで非常に大事なことをしていると意識する。」「こう把握しました、と、人に正しくわかってもらうまでが任務」等のレクチャーがありました。
 
 グループワークでは、「医療職・介護職の連携で困った場面」をテーマに、グループ内で意見交換し、背景と今後の対応などについて話し合いました。
 
アンケートには、以下の意見・感想が寄せられました。
講義について
・日頃の仕事の仕方をふり返ることができた。
・ケアマネに「もっとよく観なさい」とご指導いただきました。
・わかり易く、話が面白かった。(同様の記述多数)
グループワークについて
・困っていることに共通部分があり、意見が聞けてよかった。
・違う職種の悩みがわかった。
・時間が少なくディスカッションが足りなかった。(同意見複数あり)
 
また、研修を受けて連携の意識に変化があったかを尋ねる設問では、9割の方が「あった」と回答されました。
「伝えることしかしていなかった。これからは伝わるようにしていく」
「専門職が歩み寄ることも必要だが、専門職なりのやり方も理解していく」
「皆同じことで悩んでいるという共有ができた」など、具体的な感想がありました。
 
次回の多職種連携研修会は7月9日(日)に開催予定です。
詳細が決まり次第ホームページ等でお知らせ致します。