平成29年度 第1回緑区多職種連携研修会を開催しました

 
 平成29年7月9日(日)午後1時30分より、名古屋市徳重地区会館体育室にて、「在宅療養における くすりの悩み ~飲み忘れ・飲み合わせ やめてみる? 変えてみる?~」と題して、平成29年度 第1回緑区多職種連携研修会を開催いたしました。
  
●第1部『在宅療養におけるくすりの実際』
<講師> 緑区薬剤師会の薬剤師
<事例>一人暮らしで複数科を受診しており薬の自己管理ができない高齢者の薬の問題
 
【グループワークでの意見】
・家族による支援が必要。
・訪問で薬剤師に入ってもらう。
・家族と訪問事業者の連携が重要。
 など
【ミニレクチャーの内容】
・お薬手帳は1人1冊にまとめて病院や調剤薬局に毎回持参して見せることが重要。
・かかりつけ調剤薬局を1カ所に決めることが重要。
・新しい薬が出たときには体調変化に気をつけることが重要。
                          など


 「会場の雰囲気」

●第2部『入院時に発覚するくすりの問題』
<講師>名古屋市立大学大学院の院生(医師)、地域と育む未来医療人「なごやかモデル」
<事例>日常生活動作や認知力低下のある通院中の高齢者が入院したことをきっかけに発覚
した薬の問題

【グループワークでの意見】
・薬の重複、管理の問題があり家族がどこまで協力できるのかの検討が必要。
・訪問診療に切り替えたほうがいいのかの検討が必要。
                             など

【ミニレクチャーの内容】 
・高齢者の不眠は薬に頼りすぎると危険である。 
・レビー小体型認知症の患者様は薬の過敏性に注意が必要。 
                            など 

 
 「講演の様子」

●第3部『くすりの悩みは薬剤師に相談しよう!』
<講師>緑区薬剤師会の会長

【レクチャーの内容】
・薬剤師の仕事内容の変遷。
・地域包括ケアシステムで求められる薬剤師の在り方。
・薬剤師が患者様宅を訪問して行う業務内容。
・薬剤師が訪問に至るまでには、医師以外にも、介護支援専門員・ヘルパー・家族など複数の発信ルートがある。
・身近に患者に接する支援者が患者の様子が普段と違うと感じたら「もしかして薬が原因かもしれない」と考えてもらえるとよい。
・薬による体調変化がある、薬が余る、薬がうまく飲めない、薬の管理ができないなどの方は薬剤師に相談するとよい。

 
 「グループワークの様子」

 最後は、「多職種連携はコミュニケーションに尽きる。現場でなんとなく変と気づいたことを言語化してコミュニケーションに持ち込むことにより多職種連携の質が上がってくる。今回は薬剤師の先生方から目の付け所を教えていただいたのではないかと思う。これをまた皆さんの業務に持ち帰っていただければと思う。」という緑区地域包括ケア推進会議在宅医療・介護連携部会部会長である名古屋市緑区医師会の姜琪鎬医師の言葉で閉めくくられました。

 今後も、在宅療養を推進する上でよりよい多職種連携を実現できるよう、研修会を企画して参りますのでよろしくお願いいたします。

  

< アンケート結果 > 回収率 82.4%(61/74人)

問いに対して、約9割が「大変よかった」(29人)、「よかった」(28人)と答えています。また、そのように思われた理由(複数回答可)は、多かった順に「交流ができた」(34人)、「知識が得られた」(33人)、「他職種との視点の違いを感じられた」(28人)、「連携の必要性がわかった」(22人)等でした。「研修の感想・意見」では、「他の職種の方とのディスカッションは異なる視点からの意見が新鮮でとても刺激になりました」や「多職種の方々の様々な意見を聞くことが出来、非常に勉強になりました」などがありました。