11/19多職種連携研修会
「グループワークまとめ」及び「アンケート結果」について

 
「何が問題?!急性期病院からの退院支援」の研修時、A~Lの12グループにおいて、退院時連携における困りごと、その課題と対策を話し合いました。
 ワークシートの内容を見直し、12グループ全体を通して見える「退院時連携の現状と課題、研修の場で考案された対策」を別紙(下部にデータ掲載あり)の通りまとめました。
 シート内容を総合してみると、病院側・在宅側ともに挙げられている課題(下線)がありました。(病院、在宅の分類はグループワークでの分類をもとにしています。) 
 

【病院側の課題】
医療側の価値基準、評価を優先した退院支援(在宅状況の把握や生活イメージの不足)
・病院内における多職種連携
・カンファレンス結果の情報共有
入退院連絡のシステム化
・情報共有(チーム内のタイムリーな共有、個人情報問題の解消、カンファレンスの日程調整の
 効率化、治療経過・履歴の共有など)

 
【在宅側の課題】
病院側と在宅側の評価のズレ
在宅生活のイメージを共有したうえでの退院調整
・入院時からの早期の情報共有、課題共有(本人・家族・病院スタッフ・在宅スタッフ)
・病院から在宅へ継続的なケアの実現(確実な引継ぎ、在宅資源の補てん:とくにST)
・相互発信、病院の連携・連絡窓口の明確化
・情報共有の際に必要な項目の共通化
入退院連絡のシステム化(利用者の入退院が把握できるようにする)

このほか、入院により必要となる機会の多い「介護保険認定・区分変更」に関する困りごとが多く挙がっていました。
・入院中に認定結果が出ず、方向性が決まらない(病院)
・退院時に認定が出ておらず、サービス調整しづらい(在宅)
・退院後に認定結果が出て、担当依頼が来るが、入院時の状況がわからない(在宅)
 
また、家族やキーパーソンの不在、独居・高齢者世帯における介護力の問題についても意見が多くありました。

アンケートでは、「グループワークを通して、あなたは何が『地域の退院時連携の課題』だと思いましたか」との設問に、たくさんの方から回答を頂きました。その結果も併せてご参照ください。 

当部会では、この結果を今後の連携推進事業の企画において活用していくほか、具体的な対策に向けた取り組みを検討して参ります。 
4月には診療報酬・介護報酬の同時改定を控えております。医療・介護分野の制度変化に対応し、緑区での安心した療養環境を整えていくためにも、今後もこのような研修会を継続して参りますのでよろしくお願い致します

下記データをダウンロードしてご覧ください。

 ・グループワークシートまとめ(Excel・A3×2枚)
 ・アンケート結果(PDF・A4×4枚)

A~L各グループのワークシート写真(拡大できます)


Aグループ Bグループ
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Cグループ Dグループ
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Eグループ Fグループ
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Gグループ Hグループ
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Iグループ Jグループ
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Kグループ Lグループ
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