令和元年度 第2回多職種連携研修会を開催しました

 
12/1(日)徳重地区会館体育室にて、第2回多職種連携研修会『多職種で取り組む‟口から食べるための支援〈第3弾〉』を開催しました。 
緑区では昨年より食支援の研修会に取り組んでおり今回はその第3弾でした。当日は63名の方にご参加いただき、その内の4割が昨年の研修会に参加された方でした。 
 
今回は山梨市立牧丘病院古屋聡先生を講師にお招きし、講義とグループワークをしていただきました。昨年のアンケートから実践における困りごとに着目し「身近な多職種連携の取り組みの実際」ご講義いただき、グループワークでは緑区内の実事例について検討しました。 
講義では多職種連携の動画を視聴した後に各グループで動画内の多職種連携で問題となる点や改善点について話し合い各グループより発表を行いました。

  

グループワークでは管理栄養士、言語聴覚士、訪問看護師よりご提供いただいた3つの食に関する事例について検討しました。
事例提供者より事例について説明した後に提供者が挙げた問題点についてどのような解決策があるかを各グループで話し合い発表、発表毎に古屋先生よりコメントをいただきました。コメントの中で、トロミのついたお酒の紹介や、食事が摂れないとき本人の嗜好に合わせたもの事例の中ではアイスやクリームパンなどで必要なカロリーを補うことができる、在宅では歯科医師と栄養士が標準的に入れるとよい、等のお話がありました。
また、延命をしない選択をしていても最後の時に何もしないことに抵抗を感じる家族は少なくない事や状態が下がっていく時に次にどのようなことが起こりうるかの説明の必要性、家族に対する手当は看取りに向かう時に大切な事、といった家族への支援についてもお話いただきました。 

 

研修後のアンケートでは、「普段あまり関わることのない事例もあり勉強になった」、「自分が何をすべきか考える良い機会となった」、「地域で(住民を含め)意見を共有していく機会は必要」、等の意見がありました。
 
今後も、よりよい多職種連携を支援できるよう努めて参りますのでよろしくお願いします。
 

  

 


 アンケート結果はこちらこちらからご覧いただけます。