「認知症ってなあに?2019」を開催しました

 10月16日(水)に「認知症ってなあに?2019」を開催しました。
 これは地域包括ケア推進会議認知症専門部会主催の認知症啓発のためのイベントで、「認知症・笑顔のままで」と題して、若年性認知症当事者の方に講演をしていただきました。  
 講師として、名古屋市若年性認知症本人・家族交流会「あゆみの会」メンバーの山田真由美さんと、名古屋市認知症相談支援センターの鬼頭史樹さんに来ていただきました。
 当日は、約290名の方に来場していただきました。
 
 文化小劇場のロビーでは、認知症に関する事業(家族支援事業、認知症カフェ、認知症の方にやさしい店)のPRをしました。 
 また、「高齢者いきいき相談室」による、出張なんでも相談も開催しました。 

 

  
 講演の前に劇団オレンジリングによる「認知症カフェinわが町」と題した朗読劇がありました。
  

 

   
 また、脳トレみどりによる脳活体操があり、会場の皆さんも一緒に体を動かされました。 





 講演は、鬼頭さんが山田さんにインタビューする形式で行われ、山田さんから若年性認知症の当事者としての経験や気持ち、家族や仲間との交流についてお話していただきました。

 認知症であっても、道具やスマートフォンの音声入力を使うことで、できないことを補ってくれているということで、玄関のカギかけに役立つグッズを紹介されました。同じマンションの方に、認知症のことを話すとみんながサポートしてくれているなど、地域との関りもお話しされました。 
 また、「あゆみの会」のメンバーとの交流で、「自分一人だけじゃない」とわかったら元気になったといい、仲間との交流が力になっているそうです。 
 山田さんが大切にしているキーワードは「希望を持つこと」で、自分一人ではなく、支えてくれる人がいるということをお話しされました。 




 参加者からは、認知症の方から直接話が聞けて、当事者がどのような気持ちでいるか理解できたなどの感想がありました。
 講演をしていただきました山田さん、鬼頭さん、参加していただいた皆さんありがとうございました。 
 今後も地域包括ケア推進会議認知症専門部会では、認知症に関した事業を実施していきます。